Panasonic WELL CEO
パナソニック内のイノベーション部門 Panasonic Well の CEOとして、人々がより幸福で健康的な生活を送ることを支援する新規事業の立案・立ち上げ・運営を担当。
2019年にパナソニックに入社し、グローバルなイノベーション推進を主導。実績ある経営者かつ技術者として、20年以上にわたるリーダーシップ経験をこの役職に活かすとともに、パナソニック株式会社の常務執行役員も務めている。
パナソニック入社以前は、独自の人間視点のアプローチを大手テック企業に導入してきた。直近ではGoogleヘルスケア部門のバイスプレジデントを務め、それ以前はNestの最高技術責任者(CTO)、Googleの研究開発ラボであるGoogle Xのイノベーション責任者兼共同創設者、Appleの上級管理職を歴任し、ウェアラブル健康技術スタートアップQuanttusの最高経営責任者(CEO)も務めた。
シリコンバレーでの活動に先立ち、マツオカのキャリアはカーネギーメロン大学およびワシントン大学の基金教授として学術界で始まった。在職中、彼女は感覚運動神経工学センターと神経ロボット研究所を設立・統括し、人間の感覚と運動機能を回復させる装置の開発に取り組んだ。ロボット工学と神経科学分野での功績により「マッカーサー・フェロー(天才賞)」を受賞。この助成金を基に非営利団体 YokyWorks Foundation を設立し、身体的・学習上の課題を抱える子どもたちを支援。特に読解の障壁を取り除くことに注力し、あらゆる子どもの可能性を引き出す活動に取り組んでいる。
マサチューセッツ工科大学で電気工学・コンピュータ科学の博士号(Ph.D.)と修士号(M.S.)、カリフォルニア大学バークレー校で同分野の学士号(B.S.)を取得した。フォーブスの「550 over 50」テクノロジー&イノベーション界の女性部門に選出、2023年にはインク誌の「トップ女性創業者」にも選ばれた。Fortune、Forbes、Fast Company、Financial Times、TechCrunch、Wired など主要メディアに定期的に登場している。
現在はベイエリアで、夫、4人の子ども、2頭の犬、ペットの豚とともに生活している。