活動概要

  1. コーポレート・プログラム
  2. マンスリー Benkyokai

4月 Benkyokai: フードテックの最前線──代替食品ビジネス

Speaker
ルー・クーパーハウス Lou Cooperhouse
  • President & CEO, BlueNalu
ルー・クーパーハウス氏は、細胞培養シーフードの世界的リーダーであるBlueNalu社の創業者兼CEOです。人と地球にやさしく、持続可能で食料安全保障にも貢献する新たな水産業の形を推進しています。食品イノベーションと技術商業化の世界的権威として知られ、スタートアップから多国籍企業、大学や業界団体まで、食品業界で40年にわたり幅広い実績を築いてきました。食品科学と微生物学で修士・学士号を取得し、ラトガース大学では客員教授も務めました。探索と環境保全を促進するExplorers Clubのメンバーでもあり、Culinary Institute of Americaのフェロー、複数の業界団体で理事・会長も歴任。食品技術誌『Food Technology』でも「Oceans of Innovation」として特集されました。
Speaker
ヨシナリ クミコ Kumiko Yoshinari
  • 戦略的提携部門責任者, EVERY Company
気候テックおよびアグリテック分野において、シリコンバレーの4社で実績を持つ、グローバルな企業連携・財務のエグゼクティブ。現在はEVERY Companyにて戦略的パートナーシップの責任者を務める。日本の大手企業を含む世界的企業との資金調達や高付加価値の取引において豊富な経験を有する。
国際金融公社(IFC/世界銀行グループ)にて20年にわたり、クリーンエネルギーを含む大規模プロジェクトの開発・資金調達に従事。支援したプロジェクトの総額は20億ドルに上る。
公認金融アナリスト(CFA):複雑な金融取引の構築および交渉に豊富な経験を有する。
Speaker
ケリー・パン Kelly Pan
  • Co-Founder & CEO, Impact Food
ケリー・パン氏は、Impact Foodの共同創業者兼CEOです。美食家から起業家へと転身し、持続可能で強靭な食料システムの構築を目指しています。カリフォルニア大学バークレー校ハース・ビジネススクールを卒業後、複数の分野横断的なチームを率い、スキンケアブランドの立ち上げや中小企業向けのプロボノコンサルティング団体の運営など、社会的インパクトを重視したプロジェクトを展開してきました。Impact Foodを通じて、海の魚を守りながら、増加する世界人口に安定的に食を届けられる未来の実現を目指しています。

水産資源の乱獲や農畜産業による環境負荷への懸念が高まるなか、既存の動物性食品に代わる「代替食品」に注目が集まっている。2025年4月のBenkyokaiでは、魚細胞から魚肉を培養するブルーナル社のルー・クーパーハウスCEO、植物由来のシーフードを開発するインパクト・フード社のケリー・パンCEO、非動物由来の卵タンパク質を製造するエブリィ・カンパニー社の戦略的提携部門責任者である吉成久美子氏の3人が登壇し、自社の事業内容などについて語った。モデレーターはミシュランの星付きレストランの経営などを手がけた飲食コンサルタントのチャールズ・チェン氏が務めた。

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