活動概要

  1. コーポレート・プログラム
  2. エグゼクティブ・ラウンドテーブル

SVJP Top Executive Roundtable #13:
AI時代を切り拓く組織文化の変革

Speaker
サム・スキラッチェ Sam Schillace
  • マイクロソフト コンシューマーエクスペリエンス&プロダクティビティ担当 CVP 兼 Deputy CTO
サム・スキラッチェは、マイクロソフトのコンシューマー・エクスペリエンスおよびプロダクティビティ担当、コーポレート・バイス・プレジデント、Deputy CTO。CTO室のメンバーで、コンシューマー向けソフトウェア開発、製品イノベーション、次世代生産性ツールに関する取り組みを指揮している。
マイクロソフトに勤務する前は、2006年初頭に自身の会社Writelyが買収されたのを機にグーグルの一員となり、Google Docsの創立に中核的な役割を果たした。その後、Gmail、Blogger、PageCreator、Picasa、Reader、Groups、さらにMapsやGoogle Automotive Services など、グーグルのコンシューマー向けアプリケーションの多くを担当した。また、グーグル・ベンチャーズの主要投資家でもあり、6つのスタートアップ企業を設立。Boxでは新規株式公開までエンジニアリング担当SVPを務めた。 ミシガン大学で数学の学士号と組合せ論の修士号を取得。
Speaker
ティム・ボザース Tim Bozarth
  • マイクロソフト CoreAI 担当 CVP
ティム・ボザースは20年以上にわたり、プラットフォームおよびインフラ組織の構築とマネジメントを牽引してきたテクノロジーリーダー。現在は Microsoft の Deputy CTO 兼 CVP として、エンジニアリングの生産性と開発スピードを全社的に高める取り組みを主導し、AI時代におけるソフトウェア開発の在り方を変革している。
キャリアを通じて、ソフトウェアイノベーションと業務効率化への情熱を一貫して示してきた。Microsoft 以前は Google のエンジニアリングリーダーとして、生産性とスピードの最適化に注力。Netflix ではプラットフォームエンジニアリング部門の責任者として、大規模なクラウドネイティブサービス構築を先駆的に推進した。そのほか Box や複数のスタートアップでも重要な役割を担い、迅速な実験とプラットフォームエンジニアリングの専門性を磨いてきた。テクノロジーを活用して組織の成功を支えることに尽力し続け、テック業界における生産性とイノベーションの未来を形づくる存在となっている。

AIが社会や産業構造のあり方を根本から変えつつある今、企業に求められるのは、効率化やコスト削減のための単なるツール導入ではない。AIを日常的に使い、新たな挑戦を奨励し、失敗から学ぶ──そんな企業文化をどう築くかが問われている。2025年10月に開催されたSVJPエグゼクティブ・ラウンドテーブルでは、米MicrosoftでAIプロジェクトを牽引するサム・スキラッチェ氏とティム・ボザース氏が、現場で実践できる組織変革のヒントを提示。イノベーションを生む文化づくりの指針を探った。

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