活動概要

  1. コーポレート・プログラム
  2. エグゼクティブ・ラウンドテーブル

SVJP Top Executive Roundtable #7: 「Notionの挑戦: 誰もが望み通りのアプリケーションを構築できるようにするために」

Speaker
アイバン・ザオ Ivan Zhao
  • Notion 共同創業者兼CEO
2016年に現CTOのサイモン・ラスト(Simon Last)と共にNotion社を設立し、メモを取ったり書類を作成したりするツールの開発に注力。2018年には、あらゆるプロジェクトの管理やワークフローに役立つデータベースを導入した「Notion 2.0」を発表。これによりNotionは、コラボレーション、生産性、そしてリモートワークの分野で100億ドル規模を誇る、業界のリーダーに成長する。Notion設立前は教育出版のスタートアップであるInklingでプロダクトデザイナーとして活躍していた。ブリティッシュコロンビア大学卒、認知科学の学士を取得している。
Moderator
近藤正晃ジェームス James Kondo
  • SVJP共同議長

2021年に日本語ベータ版をローンチしたNotionは、多くのユーザーに受け入れられ、毎年4倍のペースで急成長している。同製品はコラボレーション・ツールでありながら、従来のマイクロソフト製品やグーグルアプリとは全く異なるプロダクト思想に基づいて開発されている。

国際文化会館(東京都港区)で開かれた2022年11月のSVJPエグゼクティブ・ラウンドテーブルでは、同社の共同創業者であるアイバン・ザオ氏が立ち上げ秘話や差別化戦略、そして今後の方向性について語った。

注:本レポート中、企業としてのNotionと製品としてのNotionを区別するため、前者はNotion社と表記している。

要点

  • ザオ氏は京都でNotionの再出発を図った。デザイン哲学はシンプルかつ人々の生活に馴染む日本の職人技にインスパイアされている。
  • Notionは、レゴブロックのようにニーズに合わせてユーザー自身でソフトウェアを構築することを可能にしている。
  • Notionはボトムアップ型のマーケティング戦略を用いており、企業においても個人的に活用してその良さを理解したユーザーが、意思決定層に全社的な使用を働きかけるケースが多い。
  • 日本市場を熟知し、Notionのミッションと価値を深く理解した現地のリーダーを見つけたことが同社の日本市場における成功をもたらしている。
  • Notionは多くの企業が課題として抱えている、異業種間でのコラボレーションを推進することのできる新しいワークプレイス・コミュニケーションを提供している。

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