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2019年8月SVJPアントレプレナー・プログラム・シリーズ:シリコンバレーへの挑戦 ~世界で戦い、勝つために~

2019年8月3日、Yahoo! JAPANのコワーキングスペース「LODGE」(東京都千代田区)にて「シリコンバレーへの挑戦 ~世界で戦い、勝つために~」と題するSVJP主催のイベントが開かれた。グローバルに活躍する起業家や投資家など6名がスピーカーとして登壇し、海外市場に挑戦する意義や難しさ、成功のコツなどを議論した。セッション終了後には交流会が開かれ、スピーカーや参加者の間で活発な情報交換が行われた。

 


 

開催場所

Yahoo! JAPAN オープンコラボレーションスペース「LODGE」

 

 

プログラム

 

15:00
Opening Remarks
山岸広太郎氏(株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ 代表取締役社長、 SVJPエグゼクティブ・コミッティー)
15:05
第1部:海外市場でのHard Things
福山太郎氏(Fond Technologies, Inc. CEO)
佐藤輝英氏(BEENEXT PTE, LTD. Founder、SVJPエグゼクティブ・コミッティー)
15:50
第2部:パネルディスカッション:海外への挑戦
杉江理氏(WHILL株式会社 代表取締役兼CEO)
杉田泰樹氏(オリック東京法律事務所 パートナー)
16:35
第3部:講演&ワーク:Y Combinatorへの挑戦
馬田隆明氏(東京大学本郷テックガレージ ディレクター)
石井大輔氏(株式会社ジェニオ 代表取締役)
17:15
Closing Remarks/交流会

 

 


 

第1部:海外市場でのHard Things

福山太郎氏(Fond Technologies, Inc. CEO)

佐藤輝英氏(BEENEXT PTE, LTD. Founder、SVJPエグゼクティブ・コミッティー)

 

第1部は、シリコンバレーで活躍する起業家の福山太郎氏がオンラインで登場。現地と東京の会場をリモートシステムでつないでプレゼンテーションが行われた。ベンチャー投資家の佐藤輝英氏がモデレーターを務めた。

 

 

「ここはベンチャー業界のメジャーリーグ。起業家も投資家もエンジニアも一流の人たちが集まっている。そこで毎日もまれて、全力で戦えるのは幸せなことだと思っています」

 

シリコンバレーでの日々について問われ、福山氏は言葉をかみしめるかのように語った。

 

世界屈指の起業家養成プログラムである「Y Combinator」(以下、YC)を卒業した初の日本人起業家として知られる。現在は、法人向け福利厚生サービスに特化したFondのCEOを務めている。

 

メジャーは起業家にとっての「夢の舞台」だが、そこで成功を手にするのは、むろん簡単ではない。

 

「シリコンバレーは投資家の数が多くて資金調達しやすいイメージがあるかもしれないが、起業家の数も多いので競争がすごく厳しい」と福山氏。

 

2011年に渡米した当初、とくにつらかったのは、英語や文化がわからなかったことだと打ち明けた。

 

「日本で起業したらそんな苦労はなかったはず。言葉ができないと、人を雇えないし、営業もできないし、資金調達もできないんです」

 

そんな八方塞がりといった状況の中、どうやって人を採用し、事業を成長させられたのだろうか。モデレーター佐藤氏の問いかけに、福山氏は次のように答える。

 

「こっちは言葉ができないにも関わらず、人生をかけてまでアメリカに来ているわけです。そんな覚悟を見て、『よし、こいつに賭けてみようか』と思ってくれる人もいるのかもしれないですね」

 

 

福山氏を起業家として成長させるきっかけになったのは、間違いなくYCだろう。3カ月のプログラムを通して、さまざまな経営のノウハウや心構えを学び、7回もピボット(事業モデルの転換)した。プログラム期間中は「コードを書く(プロダクトを作る)」「ユーザーと話す」の2つのこと以外は一切するな、とYCのパートナーたちから告げられたという。

 

プログラムの最終日に行われた「Demo Day」と呼ばれる発表会では、同期の65社とともに、約500人の投資家の前でピッチ(プレゼン)した。起業家人生で一度しかない大きなチャンスだ。

 

「楽しいけどプレッシャーも大きい。投資家たちはスタートアップをシビアに選別しています。ピッチが終わると、行列のできるスタートアップと、そうでないスタートアップがある。そういう残酷な現実も突きつけられます」

 

それでも、YCのプログラムに入ることは、初期の起業家たちにとって大きな目標であることに変わりはない。ではYCのパートナーたちは、いったい起業家のどこを見ているのだろうか。

 

福山氏はこう答える。

「『会社がつぶれるのは創業者がキーボードを叩かなくなった時だ』と言われています。成功するまで創業者自身が絶対にあきらめないことが大事。その覚悟があるかどうかを見ているのだと思います」

 

YC卒業後も何度も大きな壁にぶち当たり、それを乗り越えてきた福山氏。累計3000万ドル(約30億円)超の資金調達に成功し、フェイスブックやVISA、セールスフォースなど大手企業をはじめ、500社以上の顧客を獲得してきた。

 

最後に参加者へのアドバイスを求められると、福山氏は「99%の人はシリコンバレーに来ない方がいい」と言い切った。

 

「合理的に考えたら、日本で起業した方が絶対にいい。言葉の不自由がなく、法制度も理解できて、人脈もある。ではなぜ僕はそれを捨ててシリコンバレーに来たのか。それは理屈では説明不可能で、『人生で一発勝負したい』というロマンみたいなもの。もしそんな気持ちがある人は、我慢して日本でやるのはもったいないので、シリコンバレーに来て挑戦した方が良いです。ここはそういう人たちを歓迎する街です」

 

 

SVJPアントレプレナープログラムでは、海外に挑戦するスタートアップの支援、起業家の発掘を行うことを目的に活動し、ニュースレターやセミナーのご案内等を配信しております。

 

ご案内をご希望の方は、以下のメールアドレス宛に「メール配信希望」と記載しお送り下さい。

entrepreneur@svjp.org